今週の月曜日に、叔父が亡くなりました。
日曜日に叔父のベットの周囲に親族が集まり、お医者様から説明がありました。
叔父も、苦しい中でも意識はハッキリしていました。
タバコの吸いすぎで、肺が真っ白になっていて、回復の見込みはない、あとは点滴を続けて寿命を永らえるだけ、とのこと。叔父は、呼吸が楽になるはずの点滴を受け続けても始終苦しそうでした。
お医者様から、まず、親族に、治療を止めて、モルヒネで楽にしますか?と問われて、親族一同、「そうして下さい。」と。そして、お医者様は最後に本人に、「そうしますか?」と問うて、叔父はうんうん、と大きくうなずき、その場でその処置が始まりました。
叔父は、ちゃんとこれから自分が死ぬんだ、ということが分かっていました。でも、もうこれ以上苦しみたくない、と思ったのでしょう。
私たちに、苦しいながらに、途切れ途切れに色々指示しました。骨は田舎に埋めてくれ、鍵はそこのテーブルの中にある、テレビカードはもう清算してくれていい、等々。
私達甥、姪はそこまでで帰されましたが、母が言うには、本当に意識はハッキリしていて、15分位隣にいたら、「15分経っても死ねないものだな」と、言っていたそうです。結局、モルヒネを打ち出してから1日程経過して、心臓が停止しました。
これは、安楽死というのかな。でも、本人に自分の死を選ばせるのは良いことだと思った。
自分で死を選択して、じっとその時を待てる時間を持てた叔父は、良い亡くなり方だったと思う。
お葬式の時の叔父の顔は、とても穏やかなものでした。自分の死の選択を本人がする所を間近かで見た私は、ショックを受けましたが、穏やかに天国に行けた叔父さん、よかったね。。。
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