大好きな叔父が死の瀬戸際です。去年の秋までは一人でも田舎に行って、周辺の雑草除去に精を出していて、退職したけど、まだ70歳な叔父。田舎に一緒に行けば近所の綺麗な棚田とかの見どころに連れて行ってくれたり、埼玉に戻っては、車で30分位の距離だから、よく家にお茶のみに来て、ペーパードライバーの私に運転教えてくれたり。
母の田舎は貧乏な農家で、叔父が高校に進学したら、下の妹が中卒になってしまう、という戦後の厳しい時代。叔父は、妹の為に高校入学をしない!として、中卒で社会に出ました。
高校を卒業した、お兄さんは東京電力に入社し、妹は銀行に入社し。中卒の叔父が最初にどんな会社で働いたのか聞いたことなかったなぁ~。でも、確か肉体労働系。子供の頃、よく叔父の腕にぶら下がって楽しんでたのを覚えています。
1年位前から母と電話で話す度にせき込む事が多く、母は「病院に行きなさい!」と言っていたそう。でもそれを拒否して、タバコと毎日のパチンコ通い。そして階段を上るだけで息苦しくなってきた、と言うようになったそう。
そして、自分ではどうしようもなくなって、妹である叔母に連絡して、荷物の支度して緊急入院。毎日、叔父の様子を気にしていたけど、もう誰も面会謝絶な状態になっていると。肺がダメになっちゃったみたい。完全にタバコのせいだそう。延命措置を講じますか?と妹である叔母の所にお医者様から電話があったけど、叔母は本人の意思に任せて下さい。と答えたそう。前から、叔父はいざという時は延命措置なんてしたくない、と言ってたらしい。ベットからは起き上がれないらしいけど、自分でその選択は出来る状況みたい。既に直接叔父には面会も連絡も取れない。母も、叔母も、多分次に病院から連絡があった時は、・・・そんな時。と、覚悟しているみたい。
お医者様が叔母に言ったことは、「なるべくしてなった結果だ。何年も前からタバコを止めなさいと、言っていたのに止めようとしなかった。」と。確かに、いつも叔父には煙草の匂いが染みついてた。
でも、私も若い時は一日2箱のタバコを吸っていて、何度も止めよう決心したけど、その決心が1日以上持ったことが無かった。あれは、麻薬だね。私はたまたま、ある時に付き合っていた彼氏がタバコ吸わない人で、いつも私に「タバコ止めろよ!」って言ってて、それで止められた。だから、お医者様に言われた位で止められないタバコの中毒性は私にはよーく分かる。そう簡単に止められないよね。
叔父は自分が中卒であることにいつも負い目を感じているような事を、酔っぱらうと言っていました。ずっと独身で、仕事だけを一生懸命頑張ってケチな生活を送っていて、65歳から年金を貰うようになってもケチな生活を送っていて、叔父が何処か旅行に行ったとかって話を聞いたことが無い。
叔父の人生って何だったんだろう?
妹に将来の道を譲って、ひたすら働き続けて、やっと年金を貰えるようになっても家族が居ないから遊び方も知らない。そして、そのまま質素な暮らしをしてたら、突然に誰もお見舞いに行けない環境にブチ込まれた。叔父に会いに行きたい。電話でも良いから声を聞きたい。でも、どれもダメらしい。
どうか、叔父に奇跡が起きますように・・・。
そして、タバコが止められない人、やっぱり止めた方が良いよ。止める辛さは私もよーく分かるけど、3日止められたら、3か月止められる。3か月止めたら、3年止められると言うよね。私はもう15年位禁煙してるかな。今では、タバコの匂いを嗅いだだけで嫌な感じになります。どうか、ここまで来て!
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